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露出計について

07 19, 2011
カメラには、かなり古いものを除けば、写研の人が持っているカメラにはほとんど露出計というものが内蔵されています。ファインダーを覗くと、設定した絞りとシャッタースピードが合っているかどうか教えてくれる物です。


2011071903.jpg
カラーチャートです。
いちばん下の白~黒の列に、緑の丸ポチを付けたグレーは「反射率18%グレー」と言います。白い被写体から黒い被写体までの明るさを平均したもので、カメラ内蔵の露出計のほとんどは、このグレーになるように計算されます。

人の目で見えているものは、明るいものも暗いものも、すべて被写体に当たった光の反射で認識しています。カメラに内蔵の露出計も反射光で露出を測っていて、世界中の様々な被写体の光の反射を平均すると、18%程度になるだろうと決められたものです。(誰が決めたかは分かりませんが)反射光で測るので「反射光式露出計」と言います。

2011071904.jpg
ただし、白~黒のグレーでしか判断していないため、反射率18%外のものは、すべて18%にしてしまう、欠点(?)があります。だいたいの場合は正しいですが。


2011071902.jpg
f2.8 1/4に設定し、電球のあたりにファインダーを向けると、露出オーバーの表示が出ます。電球が明るいからでなく、正しくは白からグレーに合わせようとしています。


2011071901.jpg
机の上の周辺を基準に露出合わせると、ほぼ合ってると表示されます。自分の体感的にはf2.8 1/15くらいで良いような気がしますが。


2011071905.jpg
ちなみに、光量を直接測って露出を正確に求めらる「入射光式露出計」というのもあります。いちいち被写体まで寄って測るのが面倒。これで測るとf2.8 1/15と値が出ました。
どちらが良い悪いではなく、使い方次第では反射光式が正確な場合(?)もあります(と思います)。

それならば、太陽はひとつしか無いわけだから(上の例は室内で撮りましたが・・)、ISO400のフィルムで、4種類の露出で撮ったほうが、正確だし楽というものです。是非暗記して実践してみてください。


R0015924.jpg
覚えられなければ、このように(笑)


導入編:撮影会♪in 川越
第1回:晴れの日の露出
第2回:日陰と曇りの日の露出
第3回:晴れた日中の室内
第4回:そもそも露出って何?何のため?
第5回:被写界深度について
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被写界深度について

06 27, 2011
やっと更新です。遅くなりましてすみませんm(_ _)m

一眼(レフ)なんだから、やっぱりボケを活かした写真を撮ってみたいよね、と思う方は多いと思います。


2011050611.jpg 2011050609.jpg 2011050610.jpg
そのボケ具合を調節することができる「絞り」。写研では、取り入れる光の量を調節するためのものと最初に聞いた人は多いと思います。


2011060902.jpg 2011060901.jpg
絞りを開く(f値を小さく)するとピントの合う範囲が狭く、絞りを絞る(f値を大きく)するとピントの合う範囲は広くなります。前者は「被写界深度が浅い」、後者は「被写界深度」が深いと言ったりします。右の写真は手前から奥までピントが合ってますね。

2011062701.jpg

絞ったときを絵で表すとこんな感じ。
レンズから入った光束は一点に集束するので、理論的にはピントは一カ所にしか合いませんが、見た目にはピントが合っているように見えるのです。


しかし「絞りを開いたら光を多く取り込んで、写真が真っ白になるのでは?」「絞ったら、写真が暗くなってしまうのでは?」という疑問も起きるわけです。そこでシャッタースピードで調節すればいいのです。

2011050612.jpg

シャッタースピードは1/1秒を基準に1/2 → 1/4 → 1/8と倍数系列(※)で、半分ずつ速くなり、
絞りもf1.4 → f2 → f2.8 → f4 → f5.6・・・と、1クリックするごとに絞りの開口面積が半分ずつ小さくなり、
シャッタースピードと絞りは対の関係なっているのです。

例えば f16 1/250 のところを、f4くらいでボケを活かして撮ってみたいというときは
f16 → f11 → f8 → f5.6 → f4 と4クリック分絞りを開いたので、そのぶんシャッタースピードは
1/250 → 1/500 → 1/1000 → 1/2000と4クリック分速くして、フィルムに投影する時間を短くしてあげなければいけません。

以前に曇りや日陰は、快晴のときのf16 1/250から「2段落ち」と言いました。「段」というのは、シャッターダイヤルや絞り輪の1クリック分のことで、2段落ちなら、
f8 1/250(f16 → f11 → f8) でも
f16 1/60(1/250 → 1/125 → 1/60) でも
f11 1/125(f16 → f11 1/250 → 1/125)でも
写真の明るさは同じということです。2011062702.jpg

やや複雑な話です、もし分からなければ詳しい先輩に聞いてみて、噛み砕いて説明してもらうといいかもしれません。

(※)1/8の次は1/15で倍数ではないですが、便宜的にそう書いてあるだけで、実際には1/1 → 1/2 → 1/4 → 1/8 → 1/16 → 1/32 → 1/64 → 1/128 → 1/256 → 1/512 → 1/1024 → 1/2048 → 1/4096 となっています。

次こそ、露出計のウソ・ホントについて。

導入編:撮影会♪in 川越
第1回:晴れの日の露出
第2回:日陰と曇りの日の露出
第3回:晴れた日中の室内
第4回:そもそも露出って何?何のため?

6/1は写真の日

06 01, 2011
こんにちは、カガミです。六月展も間近になってきましたが、作品づくりは順調でしょうか。

ところで、今日6月1日は写真の日だというのをご存知でしょうか。


2011060101.png
カメラというのが発明される以前から、ピンホールカメラの原理は紀元前から既に存在していたようで、後にフェルメールはこの原理を利用してデッサンをしたと言われています。(カメラオブスクラ)

また、銀が光を受けると黒く酸化することも、写真史以前から知られていましたが、定着の技術がなかったために、像として記録することができませんでした。


2011060102.jpg(1826年にニエプスが自宅の窓から撮影(?)した景色)
しかし1824年にフランスのニエプスという人がカンバスにアスファルトを塗って、光が当たったところは硬化することから、はじめて像を記録することに成功。

2011060103.jpg
そして1839年にはフランスのダゲールという人が、酸化銀を定着させ、感光してない銀を洗い流す、定着の方法を発見。(この方法を「ダゲレオタイプ」と呼ぶ) 表現や記録としての写真の歴史というのは定着剤の発見によって始まったのです。意外でしょ~?・・・そうでもないか。

2011060104.jpg(現存する世界最古のネガ)
ただし、いま自分たちが暗室でやっている、ネガから投影する方法(「カロタイプ」という)は1835年にイギリス人のタルボットという発明しましたが、当時は画質はダゲレオタイプには劣り、製法も明かさなかったので、ダゲールに名誉を奪われることに。

自分たちが暗室を楽しめるのは、ニエプス、ダゲール、タルボットのお陰ですね。

で、件の6月1日ですが、

日本写真協会が独自に制定した日で、天保12年(1841年)6月1日に、長崎で島津斉彬(しまづなりあきら、薩摩藩主の息子)をオランダ人から手に入れたダゲレオタイプのカメラで撮影したという話に由来します。しかしダゲレオタイプの発明がその僅か2~3年前で、また当時の記録ではオランダ船が長崎には入港していないことが、その後に明らかに。

しかし現在でも6月1日は写真の日。ウソも「定着」されちゃったんですかね、なんてつまらないジョークを言う前に、さっさと被写界深度と露出計の話を書き上げろっていう話ですね。笑

ちなみにダゲールが定着の方法をフランス学士院に発表したのは8月19日だそうです。

ま、どうでも良い知識でした!

そもそも露出って何?何のため?

05 12, 2011
露出(露光とも言う)とは、シャッターを開けてフィルムに光を当てること。
フィルムにはどうやって画像が記録されるのか。

2011050601.jpg 2011050602.jpg
PCモニターの前にカメラを置いて、シャッターを開けたままで固定して、裏蓋も開けてました。そこに乳白色のビニールを当ててみると、パソコンの画面が写っているのが分かります。フィルムに当てる光とはコレのこと。

2011050606.jpg 2011050604.jpg
フィルムは、プラスチック樹脂のシートの上に無数の銀の微粒子が乗っています。
レンズを通った光が銀のつぶつぶに当たり、それを現像液に浸して黒く酸化させることで、微妙なグラデーションを表現できるようになっています。現像すると、ネガフィルムは白黒の階調が反転します。

2011050605.jpg
印画紙もフィルムと同様に、銀が乗っています。暗室にある引き伸ばし機を使って、像をネガフィルムから印画紙へ投影して、これもまた現像液に浸すと、写真として完成します。

2011050607.jpg → → → 2011050608.jpg
撮影と、印画紙への投影で2回白黒が反転しているわけですね。

話が逸れました。

晴れ・日陰・曇り・室内と場所など、光(明るさ)は一定ではありません。

2011050612.jpg
しかし、フィルムに像として記録するためには、どうしても絞りやシャッタースピードを変えて、光を取り入れる量を調節して、銀を酸化させて一定の濃度にしてあげなければいけません。

2011050611.jpg 2011050609.jpg 2011050610.jpg
(左)絞り輪、5.6とか書いてあるやつ
(中)絞りを開いた状態
(右)絞りを"絞った"状態

あるコップを水でいっぱいに満たすのに、水道には太い蛇口もあれば細い蛇口もあって、蛇口を開く時間や、開き加減を調節するイメージで考えてみてください。

次回、撮影編の最後は「露出計のウソ・ホントについて」

導入編:撮影会♪in 川越
第1回:晴れの日の露出
第2回:日陰と曇りの日の露出
第3回:晴れた日中の室内

晴れた日中の室内

05 02, 2011
だんだんと言葉で説明するのが難しくなってきました。。

時間が開いてしまいましたが、前回に続き、晴れた日中の室内について。


2011_05_02_0001.jpg
日陰や曇りが多方向から間接的に光が当たっているのに対して、室内は窓から一方向からしか光が差さないので、光線量がさらに落とされてしまいます。壁によって光が遮られてしまうからです。

それも、(1)南側の窓辺と、(2)北側の壁、ふたパターンを押さえておけば大丈夫。

2011_05_02_0002.jpg
南側のドアや窓から光が一方向に差していますが(※1/250 f16で撮るような直射日光とは違います)、そこからさらに光がこぼれ落ちて間接的に当たっているイメージです。また、窓から遠くなるにつれて、光量も減っていくので、シャッタースピードも1/250~1/60と遅くなっていきます。

○で囲った f5.6 1/250f5.6 1/60 を押さえておきましょう!

2011050201.jpg
(ISO400 f5.6 1/250)南側の窓辺で撮ってみました。

2011050202.jpg
(ISO400 f5.6 1/250)南側の窓のほうを向いて撮ってみました。

2011050203.jpg
(ISO400 f5.6 1/60)今度は反対の北側の壁付近を撮ってみました。窓から遠く、届く光量が少なくなるので、シャッター速度も遅くなります。

2011050204.jpg
上の場所を1/250で撮るとこうなります。夕方か?ってくらい暗いですね。窓から遠くなると光量も減るということです。


ISO400 f5.6 1/250でいろいろ撮ってみました。
2010_11_27_0013.jpg _0014915.jpg 2011_01_28_0009.jpg 2011_02_26_0004.jpg

2011_01_28_0010.jpg 2011_02_26_0015.jpg 


ISO400 f5.6 1/60で撮ってみました。
2010_11_27_0012.jpg _0014914.jpg 2011_02_26_0003.jpg 2011_02_26_0019.jpg

2010_11_20_0057.jpg

屋外の写真もありますが、一方向に差した光が間接的に当たっているということです。

ここまで、晴れの屋外、日陰と曇り、晴れの日の室内の3つのシーンでの露出を紹介してみました。パターンとしてはf16 1/250、f8 1/250、f5.6 1/250、f5.6 1/60のたった4つだけ!騙されたと思ってやってみてください、これでだいたいの場面をカバーできるはずです。

これらは、写真家渡部さとる氏のワークショップで教えてもらった、露出決定の方法です。
もっと詳しく知りたければ「感度分の16」で検索してみてください。

R0015923.jpg
アレ?絞りとシャッタースピードはいくつにするんだっけ?と忘れないように、
カメラをひっくり返して・・・

R0015924.jpg
こうしておけば問題ないでしょう。笑


次回は、そもそも露出とは?絞り・シャッタースピードって何?というお話です。

導入編:撮影会♪in 川越
第1回:晴れの日の露出
第2回:日陰と曇りの日の露出
プロフィール

東洋大学 1部写真研究会

Author:東洋大学 1部写真研究会
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